「ロンドンで1番美味しいチャイ」と言うのは人それぞれ好みもあると思いますが、「1番人気のチャイ」というのはおそらく間違いないのでは?
ロンドンの人気エリアに5店舗を構え、朝から深夜まで営業する超人気レストラン、ディシューム【dishoom】。
いろいろなウェブサイトでも「Best Chai in London」に選ばれているディシュームのチャイのレシピが、嬉しいことにウェブ上で公開されています。
今回は、KINGs CROSSに掲載されたレシピで実際に作り、日本語に翻訳して紹介します。
少しだけ手間と時間はかかるけれど、生姜やスパイスで身体がポカポカあったまり、幸せな気分になりますよ!
一般的なスパイスを利用したスタンダードなチャイなので、スーパーで買える材料ばかり。
糖質が気になる方が美味しく飲める方法も、あわせてお伝えします。
ぜひ週末にゆっくり作ってみてくださいね。
ディシューム【Dishoom】のチャイ
Ingredients
- 大さじ 2 アッサムかダージリン茶葉、もしくはイングリッシュ・ブレックファストティーのティーバッグ3つ分 (濃く出るCTC製法(細かいパウダー状のもの)がおすすめ)
- 12 スライス 生姜 (軽く潰す)
- 小さじ 1と1/2 黒コショウ (ホールスパイス)
- 12 個 カルダモン (ホールスパイス)
- 2 本 シナモン (ホールスパイス)
- 5 個 クローブ (ホールスパイス)
- 50 グラム グラニュー糖
- 500 ml 牛乳
Instructions
- 茶葉、生姜、スパイス類を鍋に入れ、1リットルの沸騰したお湯を注ぎ、更に火にかける。再沸騰後に火を弱め、スパイスの香りがするまで約10分、コトコト煮る。
- 砂糖と牛乳を加え、更に沸騰させる。時々かき混ぜながら10分(膜が張るが最後に漉すので大丈夫)味見して好みの濃さに調整;更に少し火にかけたまま好みの濃さになるまで待つ価値があります!
- ざるか茶こしで固形物を取り除き、出来上がり。
Video
Notes
糖質が気になる方でも美味しく飲む方法
チャイ・・・もう、こればっかりは、甘さ控えめにすると美味しさ半減してしまうんですよね・・・。
たまに飲むだけなら気にすることも無いんでしょうが、砂糖たっぷりすぎてやはりちょっと気になってしまう・・・。
でも、普段から糖質を控えるよう気を使っている方でも美味しく飲める方法があるんです。
エリスリトールという天然の甘味料で、これをレシピの砂糖の分量相当分代用して加えるんですが、それだけだとどうしても薄っぺらい甘さで物足りない・・・。
最後にスパイス類を漉してグラスに注いだ後、ココナッツシュガーなどのコクがあって低GIの糖分をスプーン一杯入れると、レシピとは若干味は変わりますが、劇的に美味しくなります。
⇧エリスリトールは、ステビアやラカンカのように独特の味が無くて使いやすいです。
最近私が気に入って使っているのは「キトゥル・ジャガリー」
メモ
ジャガリーというのは未精製の糖分で、サトウキビのものもあれば、パーム椰子、扇椰子(パルミラ椰子)など椰子の花を切り取って採取される花蜜を煮詰めて固めたものなどもあります。
ココナッツシュガーはココヤシの花蜜から作られたもので、今では日本でも人気ですよね。
低GIで血糖値が穏やかに上がるので身体への負担が少なく、素朴な甘さでミネラルなど栄養価も高いのがうれしい糖類です。
キトゥル・ジャガリーは、クジャク椰子の花蜜で作られています。
⇧これがキトゥル・ジャガリー。チーズグレーターで削ったり包丁で刻んで使います。ココナッツシュガー同様に低GI(GI値35)でキャラメルっぽい黒糖のような味で、コクがあるけど後味スッキリ。気に入って使っています。
⇧キューブタイプも。
⇧シロップタイプも使いやすくておすすめです。
今はロンドンには行けないけれど・・・
長引くコロナ禍でなかなか旅行も出来なくなってしまいました・・・。
英語版ではありますが、今回のチャイをはじめ、Dishoomレビュー記事でも紹介した朝食メニューなど、レシピ満載のレシピブックもおすすめです。
一刻も早く、また自由に旅行できるようになりますように願うばかりです・・・。
それでは、またイギリスで素敵なレシピを見つけたら紹介しますね。
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