レストランレビュー

ロティチャイ【Roti Chai】テレビでも紹介された人気のインディアン・ソウルフード

オックスフォードストリートにある有名デパート、セルフリッジズの建物の裏側の路地を西に進んだ、静かな一角にあるこちらのお店。

モダンインディアン・ソウルフードのレストラン、ロティチャイ【Roti Chai】

インディアン・ソウルフードって何だろう?

今回もまたおひとり様でランチタイムに行ってみました。

テレビでも紹介された人気店

⇧ 8分40秒からRoti Chaiです。

食のケーブルテレビ局 Food Network の番組、You Gotta EAT HERE!(ここでこれを食べなきゃ!)のロンドン編でも紹介されています。

イギリス人もインド系の人も絶賛してる!

番組内では、エグゼクティブ・シェフの カランさんがバターチキンの作り方も紹介しています!

バターたっぷりなのははもちろん、コヤ(Khoya)という濃縮乳を加えて深みとコクを出しているそう。

メロンの種、ヒマワリの種、カボチャの種ペースト・・・うーん、これは家で作るには材料揃えるの大変だ・・・。

「あっさり軽い系だねー、アハハ・・・」なんてジョークで笑ってますが、なかなかNaughty(やんちゃ)な配合です。

そうそう、ソウルフードなんだから、そう来なくっちゃ!

ソウルフードというと、元々はアメリカ南部の奴隷に由来する食文化なのですが、今では「時々無性に食べたくなる」ような庶民的でカロリーなんて気にしない、食欲をそそる食べもののことをソウルフードと呼んだりしますよね。

オーナーは元シナモンクラブのマネージメントディレクター

イギリス生まれのオーナー、ロヒット(Rohit Chugh)さんは、ロンドンビジネススクールでMBAを取得し、ゴールドマンサックスに勤めていたエリート金融マン

元々レストランビジネスに興味があり、モダンインディアンの名店、シナモンクラブで経営側として携わり、系列のシナモンキッチン立ち上げ後、今回のお店ロティチャイで自らオーナーとして起業します。

更にカナリーワーフの人気店チャイキ【Chai Ki】も出店。

そんな彼が考えるインディアン・ソウルフードとは、ヨーロッパで言うタパスのようなイメージなのだそう。

友達とワイワイ飲みながら食べるカジュアルご飯。

あぁ、なるほど、居酒屋ご飯な感じかな?

それをモダンにアレンジしたオシャレ居酒屋ダイニングバーみたいな感じでしょうか?

そうは言っても、先ほどの動画にも登場したニューデリー出身のエグゼクティブシェフ、カランさん(Karan Kashyap)は、タージパレスホテルや、ロンドンの老舗ヴィーラスワミー【Veeraswamy】で研鑽を積んだ本格派。

カジュアルに本格派シェフの味を楽しめるとあれば人気なのも頷けます。

それでは実食!

ストリートキッチンでランチ

地上階は、屋台や道端の食堂、鉄道駅にインスパイアされた小皿料理が食べられる食堂風。

開店直後、12時過ぎに行ったので、まだ静かな店内。

まずはパニプリ

今までいろんなところでパニプリは食べたけれど、シェルに注ぐ汁はPudina Pani(ミントウォーター)が多かったんですよね・・・。

こちらのパニプリは、メニューにJaljeera(クミンウォーター)と書いてあったので、頼んでみました。(こちらも一般的なようです。)

・・・クミンウォーターと言いつつ、ミントも入っていてミント水とほとんど変わらないような?そういうものなのかな?

セモリナ粉タイプ堅揚げシェルで、カリッとした食感がいい感じ

中身は甘酸っぱいタマリンドソースとジャガイモ、ひよこ豆、コリアンダーリーフの王道パニプリ

クミンウォーターを注いで、パクパクっと一気に5個。

いくらでも食べられちゃう!

今となってはロンドンでもあちこちで食べられるインディアンストリートフードですが、2011年のオープン当初にはロンドン子にとって目新しいものばかり、驚きの連続だったようです。

そして、お次はGTロードチキンカレー

本当はテレビに出ていたバターチキンを頼むつもりだったのですが、聞いたことのないメニューが気になりこちらをオーダー。

GTロードとは?

グランド トランク ロードの略で、古のムガール帝国時代の大幹線道路。

アフガニスタンのカブールからインドのコルカタまで、アジア最古で最長の道。

フライドポテトが入ってる・・・。

あれ、チキンカレーだと思ったけど、ポテトだっけ・・・?
あ、チキンも発見。

なぜGTロードなのか聞いてみると、グランド トランク ロードのロードサイド ダバ(道端の食堂)で人気のスタイルなのだそう。

バターチキン系だけど、それほどこってりしてない感じ。

そして、食後にはチャイ

こちらのお店のチャイは、ロンドンの美味しいチャイランキングなどでいつも上位にあがっており、評判が良いので、飲んでみなきゃと思っていたのですが・・・。

メニューを良く見ると何やらオプションが・・・。

ベイリーズ? バーボン??

マサラチャイ with ベイリーズ!

写真では良く分からないですけどね・・・。

けっこう入ってます。

ベイリーズ風味~というのではなく、湯気と一緒にベイリーズの香り(とアルコール)がフワッと来て体がポカポカに。

これ、すごい好き!

バーボンウィスキーバージョンも有りました。

地下は夜だけ営業のダイニングルーム

ランチタイムに食べに行ったので地下はクローズしていましたが、お手洗いが地下にあったので覗いてみました。

地上階のストリートキッチンよりテーブル間の間隔も広く取られていてシックな雰囲気のダイニングルーム。

タンドール窯で調理したグリル料理や、インドの地方料理にインスパイアされたメニューだそう。

メニュー内容が全然違うので、夜はメニューを見てから行くのがおすすめ。

1人でも、友達とシェアしても

 

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タパス・スタイルの小皿料理がいろいろ。

今回はおひとり様ランチだったので、2品のみオーダーしましたが、他にも食べてみたい物がたくさんありました。

数名で行けば、居酒屋みたいにいろいろシェアできて楽しそう。

・・・とは言え、1人でも気軽に入りやすく、動画にもあったバンケバブ(ラムケバブのバーガー)なものもあり、お買い物帰りに軽く食べたい時にもおすすめです。

メリルボーンでカジュアルに美味しいものが食べられるお店は貴重かも。

今度こそは、バターチキンとプレーンなチャイを試してみたいです。

 

訪問日:2022年7月20日

基本情報

お店の基本情報です。

メニューの内容は定期的に変わります。

営業時間にも変動がありますので、お店のHP要確認。

・ E-mail infowala@rotichai.com

・ 店舗ウェブサイト https://www.rotichai.com/

ロティチャイ【Roti Chai】

電話番号 +44(0)20 74080101
営業時間 ストリートキッチン:12:00‐22:00(日曜のみ21:00まで)
ダイニングルーム(地下):火曜‐土曜 17:30‐22:00 (ディナーのみ)
定休日 無し(地下のダイニングルームのみ日曜・月曜)
住所 3 Portman Mews S, London W1H 6AY
アクセス 地下鉄マーブルアーチ駅から徒歩4分、ボンドストリート駅から徒歩7分

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