レストランレビュー

ジムカーナ【Gymkhana】ミシュラン☆☆予約必須!セレブも通う人気店

https://whomefuwaku.com/curry

ロンドンにあるミシュラン星付きのインド料理レストランの中でも予約必須の大人気店。

2024年、ロンドンのインド料理で初めて2つ星を獲得!

店名のGymkhana(ジムカーナ)とは、英領インド帝国に始まる上流階級のメンバーズクラブで、スポーツや食事を楽しむ社交場のこと。

レストランのロゴにもポロのスティックが描かれていますが、英王子らも楽しむポッシュなスポーツ、ポロの起源はペルシャの馬術訓練。英領インド帝国時代にイギリスに持ち帰られたのだそう。

今回はそんなジムカーナをモチーフとした高級店、ベッカムファミリージュード・ロウテイラー・スウィフトエド・シーラン・・・と、セレブも通うロンドンで一番ホットなインド料理レストランを紹介します。

JKSレストランズの超人気インド料理

過去記事、ホッパーズ【Hoppers】でも紹介しましたが、こちらのレストランは家族経営から始まったJKSレストランズの系列店。

JKS レストランズとは?

JKS Restaurantsは、インド系2世のセティ兄妹(Jyotin、Karam、Snaina) による今ロンドンで一番勢いのあるレストラングループ。ジムカーナのみならず、星付きのトリシュナ【Trishna】をはじめビブグルマンのホッパーズ【Hoppers】、ミシュランプレートのブリガディアーズ【Brigadiers】ビビ【Bibi】といった南アジア料理を筆頭に、様々な国の食をトレンディーなレストランにプロデュースしています。

2008年にセティ3兄妹が始めたトリシュナが2012年にミシュランスターを獲得。

その翌年の2013年にジムカーナを開店し、わずか1年足らずでジムカーナでもミシュランスターを獲得、セレブからも絶賛され、一躍ロンドンの人気レストランに。

セレブも虜にするジムカーナの料理、さっそく実食!

鮮やかなスパイス使いと香ばしさ際立つタンドール料理

今回は友人と3人でランチメニューをシェアしました。

まずは突き出しにパパダムとチャツネ

写真上から小麦とフェヌグリークレンズマメライスポテトと味も食感も違う4種類のパパダム

一緒に出てきたのは左からトマトと天日干し海老のソルポテルミントとコリアンダーのチャツネニンブーアチャリライタの3種類。

ゴアのソルポテルは普通はポークやモツのカレーですが、干し海老を使ってチャツネ風にアレンジ。

ニンブーアチャリライタは、マンゴー?と思うくらい甘くフルーティーなんですが、ライムピクルスのライタなのだそう。

色も黄色いので初めマンゴーかと思ったけど、確かにライムの香り。素敵な味!

ランチの前菜は2つ

そして前菜ひとつ目は、アルーチャート

ジャガイモやひよこ豆に甘いヨーグルトやセヴ、タマリンドソースがかかっています。

ここまでは統一メニュー。

前菜2つ目は4種類の中から1つ選びます。

今回は3人で別の物を頼んでシェアしてみました。

その1アチャリ・パニールティッカ

アチャールはインドのピクルス。

ピクルス用スパイスに漬け込んだパニール(チーズ)がタンドール窯で香ばしく焼いてあり、かなりスモーキーな香り。

中にはカシューナッツとイチジクのペースト、上にはコーンのトッピング。

パニール自体はマイルドな優しい味なのですが、ひと口食べると酸味と甘さ、スパイスの香りとスモーキーさが一挙に押し寄せ、ベジタリアンメニューながら食べ応えがあります。

そしてその2カフレアル・サーモンティッカ

濃い緑の塊にちょっと「え!」となる見た目だけれど、グリーンチリやコリアンダー、ミントのペーストがたっぷりサーモンに乗っかっていてお味は意外と爽やか。

トマトチャツネを合わせるとトマトの旨味も加わりいい感じ。

さらにその3カスリ・チキンティッカ

こちらもタンドールで焦げ目もしっかり、絶妙な香ばしさ。

カスリメティ(乾燥したフェヌグリークの葉)の独特の華やかな香りとタンドールの炭火の香りでパンチのあるチキンティッカ。

付け合わせに、緑豆もやしとベンガルのマスタードソース、カスンディのサラダ。

メインとサイド

そしてメインは6種類選べる中から3人で3種類選びました。

ゴアン・プローンマサラ

マイルドでクリーミーなココナツベースのカレーにぷりぷりの大きな海老。

そして、キッドゴート・メティ・キーマ(子山羊のキーマ)とパオバンズ。

こちらはよくインスタなどでも登場するシグニチャーディッシュのひとつ。

山羊肉は結構クセがあり、お好みでライムとグリーンチリ、紫玉ねぎのみじん切りと合わせて、あらかじめ切ってバターでグリルしてあるフワフワのバンに挟んで食べます。

香りの強い肉に香りの強いスパイスをぶつけて最後にライムをキュッと絞って味がまとまる感じ。

結構ワイルドな獣の風味が強く、友人の1人はちょっとしか食べませんでした。ラムさえあまり食べない日本人にはちょっとクセが強めかも。でも私は美味しく頂きました!

3人だったのですが、頼まなくてもデフォルトの2個のバンズにプラス1個追加してくれて、気の効いたサービスです。

そして3つ目、チキンバターマサラ

クラシックな定番。

トマトの旨味、カスリメティの香り、バターのコク、どれもしっかり感じられて美味しい。

デザートも素敵

かなりお腹いっぱい・・・。

そしてインドのデザートはかなり甘いのが多いのでちょっと敬遠してしまう・・・。

でも、このヴィジュアル&演出をインスタで見てどうしても食べてみたかったサフラン・ピスタチオクルフィ・ファルーダ

ね、これ見ると食べたくなるでしょ?

どうやら中身は季節によって変わるらしく、苺の季節だったので旬の苺がたっぷり。

ヌードル状のゼリーやバジルシード、ピスタチオアイスクリームとサフラン風味ののソース。

その辺の化学的な味のローズシロップのファルーダとは全く別物で、フルーツたっぷり、複雑な味と食感で美味しかった!

おまけ・バースデートリート

実は6月は私のお誕生日の月で、予約時に「食事の目的」の欄にその旨書いておいたところ、最後に嬉しいサプライズ。

チュイルのカップに入ったチョコレートデザートとパーンマサラのトリュフ、バルフィーとカードを頂きました。

ファルーダを食べた後だったので、こちらのお菓子はお持ち帰りで包んでもらいました。

サービスも皆さん感じ良く親切。

雰囲気たっぷり気取らずくつろげる店内

高級店がひしめくメイフェアの高級レストラン・・・と言うと何だか敷居が高い感じがしますが、店内は落ち着いた雰囲気で気取らずくつろげる感じ。

服装もカジュアルな感じの人がたくさんいました。

ランチ利用だったので自然光が入っていますが、照明は暗め。

インド帝国当時のコロニアルなジムカーナの雰囲気を再現したインテリア。

鏡張りの階段を降りて地下にいくと・・・。

ゆったりムーディーな空間。

そして、Vault(金庫室)と呼ばれているプライベートルームが両サイドに2つ。

今回はお喋りに気を取られ、うかつにもワインチェックを失念してしまいましたが、JKS三兄妹の妹、スナイナさんはワインの専門家でもあり、品ぞろえは間違いないかと。

もう片方の個室は使用中だった模様・・・。

芸能人も好きそうな感じですよね。w

ピークタイムの予約はなかなか取れないので、時間を外す(14時頃や22時過ぎなど)か早めに予約することをおススメします。

クラシックでありながら現代的、大胆かつ骨太なインド料理。

人気なのも納得!また行きます!

 

訪問日:2023年6月15日

基本情報

お店の基本情報です。

メニューの内容は定期的に変わります。

営業時間にも変動がありますので、お店のHP要確認。

・ E-mail info@gymkhanalondon.com

・ 店舗ウェブサイト http://www.gymkhanalondon.com/

電話番号 +44(0)20 30115900
営業時間 ランチ 12:00 - 14:30
ディナー 17:30 - 22:30
定休日 無し
住所 42 Albemarle St, London W1S 4JH
アクセス 地下鉄グリーンパーク駅から徒歩3分、ピカデリーサーカス駅から徒歩8分

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