こちらのお店も、出会いはレシピ本でした。
家庭料理・・・とのことなんですが、なかなか家庭では出来ない面白いメニューもいろいろあって、楽しいお店。
ちょっと家では作りにくい材料が結構あったり、少量作るのが難しかったりもするんですが、面白い本です。
ミシュランガイドのビブグルマンで、カジュアルにモダンインディアンが楽しめるこちらのお店。
今回はタワーブリッジ店とスピタルフィールズ店を紹介します。
ミシュランガイド・ビブグルマン常連さん
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写真右がオーナー(奥さんのデヴィーナさんと共同経営)のハルニート・バウェジャ( Harneet Baweja )、左がシェフのニルマル・サヴェ( Nirmal Save )。
2017年版から現在(2022年)に至るまで、ミシュランのビブグルマンを保持しています。
ビブグルマンとは、ミシュランガイドで「コスパ良いよ!」とお墨付きを貰ったレストラン。
フレンチの技法なども駆使したモダンインディアン・・・となると、ちょっと高級な所が多いけれど、カジュアルに捻りの利いたモダンインディアンを食べられるのが魅力。
お店のメニューは、東インドのコルカタ出身のオーナー夫婦の家族のレシピと、西インドのムンバイ出身のニルマルさんのレシピを元に構成されているのですが、小皿料理は自由な発想でかなり現代的なアレンジを加えている印象。
オーナー夫妻のインスタを見ると、インド料理だけじゃなく、世界のいろんな食べ物の写真がアップされていて納得。
シェフのニルマルさんも、インド料理だけでなく、フレンチの2つ星シェフ、レイモン・ブランの下で働いていたこともあり、フレンチの技法も学んでいる。
アラカルトか、セットメニューか・・・
タワーブリッジ店には、テイクアウェイ(お持ち帰り)で何度か行ったことがあったのですが、その頃は子供も小さく、ブログも始めていなかったので、改めて再訪。
今回は写真も撮りたいので、タワーブリッジ店で小皿料理4品、スピタルフィールズ店ではランチコース、どちらもおひとり様で行ってみました。
タワーブリッジ店でアラカルトの小皿料理
季節にはよりますが、焼き牡蠣も生牡蠣もモダンインディアンで。
左手前はカレーリーフバターで焼いた焼き牡蠣、Black Roe(ランプフィッシュの卵かな?)のせ。
右は生牡蠣、ビーツと青唐辛子のグラニータ(シャーベット)添え。
こちらは、まん丸でカワイイ鹿肉ドーナツ。
割ってみると、具がギッシリ。
ドーナツとは言っても甘くはなく、結構辛めの鹿肉のキーマっぽい具が入っていて、衣はフワフワの生地部分とクリスピーなバーミセリ(細麺)でサクフワ。
マスタードブロッコリー、マライソース。
マリネしたブロッコリーをグリルして、マライソース(クリームベースのこってりまろやかソース)の上に乗せ、刻んだビーツのピクルスをトッピング。
タワーブリッジ店は観光客に便利な立地
設備も新しく、大きめのタワーブリッジ店。
コロナ禍の後、朝食営業を始めたお店がいくつかあるのですが、こちらも朝9時から営業を始めたようです。(タワーブリッジ店のみ)
タワーブリッジがすぐそこに見える好立地なので、インド風イングリッシュ・ブレックファーストでロンドン観光をスタートするのも良いかも。
バーカウンターも完備。
メニューは Small Plate(小皿料理)と、Shearing Plate(シェア用料理)という構成
どの店舗も、前菜、主菜・・・ではなく、小皿、シェア用なので、おひとり様なら小皿料理をいくつか頼むか、ランチやプリシアターのセットメニューがいろいろ楽しめておススメ。
もちろん数人で行ってシェアすれば、より楽しめること間違いなし。
スピタルフィールズ店でランチセット
タワーブリッジ店には何度か行ったことがあったのですが、ミシュランガイドを見るとビブグルマンをとっているいるのはスピタルフィールズ店なんですね。
オールド・スピタルフィールズ・マーケットのすぐそばにあるこちらのお店。
ガラス張りで現代的なタワーブリッジ店と全然雰囲気が違ってビックリ。
小さな店舗内に入ると、なんだかタイムスリップしたかのような・・・。
訪れたのがコロナ明けだったので、まだついたてなんかも有りましたが、ノスタルジックな食堂風で味がある。
お店の人も、私が行った時にはランチタイムの接客を1人でこなしていましたが、とっても気が利いて感じ良く、丁寧なサービスでした。
こちらではランチのセットメニューをオーダー。
オクラのフリッターはビールと一緒に。
ケーララ風ビーフペッパーフライはちょっと硬めでした・・・。
バスマティーライス、ガンパウダー(ミックススパイス)がけと一緒に。
デザートは、トリプルチョコレート・ブラウニー。
これはインドのデザートじゃないんだね?と、お店の人に聞いてみたら、追加でカスタードにカルダモンをかけてくれました。
私が行った時は、ランチセットは前菜は1種類、主菜も2種類から1つ、デザートは1種類のみ、プラスドリンク(ビール、ワイン、ソフトドリンク)でした。(メニュー内容や料金は定期的に変更されています)
こちらのお店は、他には無いような面白い料理を楽しめるのが魅力なので、正直、ランチセットの内容があまりピンとこなければ、若干高くなったとしてもアラカルトで好きなものを頼んだ方が良いと感じました。
スピタルフィールズ店はブリックレーンのすぐ近く
実はこちらの店舗は、東ロンドンの有名なカレーストリート「ブリックレーン」から1ブロック、徒歩3分くらい。
観光客向けのバングラデシュ人街で、コスパがあまり良くないブリックレーン。
客引きに引っかかって適当なお店に入るのではなく、ちょっとだけ歩いて、こちらで斬新なインド料理を楽しめば、ロンドンのインド料理のイメージも変わりそう。
店舗によって雰囲気もメニューも違う
今回はタワーブリッジ店とスピタルフィールズ店を紹介しましたが、コロナ禍の中、2021年にソーホー店も新しくオープンしています。
店舗によって雰囲気も違い、メニューや営業時間も違うので、あらかじめお店のHPをチェックして行くことをおススメします。
訪問日:2021年7月10日、2022年1月5日、他
基本情報
お店の基本情報です。
メニューの内容は定期的に変わります。
営業時間にも変動がありますので、お店のHP要確認。
店舗ウェブサイト:https://gunpowderrestaurants.com/
【Spitalfields】スピタルフィールズ
1号店でミシュランビブグルマン。ノスタルジックな雰囲気で趣がある。
電話番号 | +44(0)20 7426 0542 |
営業時間 | ランチ:12:00-14:30 ( 土曜は12時からディナータイムまで通し ) |
ディナー:月‐金曜( 17:30-22:00 ) 土曜(12:00 - 22:00 ) |
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定休日 | 日曜 |
住所 | 11 White's Row London E1 7NF |
アクセス | 地下鉄オルドゲイト・イースト駅から徒歩5分、オルドゲイト駅から徒歩9分、リヴァプールストリート駅から徒歩10分 |
【TOWER BRIDGE】タワーブリッジ
お店から出で左側すぐそこに、タワーブリッジが見える。ロンドンブリッジのThe Shard(シャード)からも徒歩圏内。2階席もありモダンな雰囲気。
電話番号 | +44(0)20 3598 7946 |
営業時間 | 月‐水曜:9:00-15:00、17:30-22:00 |
木‐土曜:9:00-22:00 | |
木曜の15:00-17:30はアフタヌーンティーの軽食のみ | |
定休日 | 日曜 |
住所 | 4 Duchess Walk, London SE1 2SD |
アクセス | 地下鉄ロンドンブリッジ駅から徒歩11分、タワーヒル駅から14分。 |
【SOHO】ソーホー
コロナ禍の2021年10月にオープンした新店舗。
電話番号 | +44(0)20 3813 7796 |
営業時間 | ランチ:12:00-15:00 (金土はディナータイムまで通し営業) |
ディナー:月火曜(17:30-21:30)、水木曜(17:00-22:00)、 (金土曜は12:00-22:00) |
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定休日 | 日曜 |
住所 | 20 Greek Street, London W1D 4DU |
アクセス | 地下鉄トッテナムコートロード駅、レスタースクエア駅から徒歩5分 |