レストランレビュー

アマヤ【Amaya】ミシュラン☆現代的なインドのグリル・タンドール料理

ロンドンカレー沼

メイフェアやチェルシーと並ぶ世界有数の超高級住宅街、ベルグレイヴィア。

高級ブティックやレストランが佇むモトクームストリートに立つ、パルテノン神殿のような白亜の建物、その名もパンテクニコン

2019年にオープンした、日本や北欧のオシャレなショップやレストランが集まった複合施設なのですが、ちょうどこの写真の入り口を通り抜けると、ハルキン・アーケードと呼ばれる中庭エリアがあります。

そんなシークレットガーデンの様なハルキン・アーケードにあるのが、今回紹介するレストランアマヤ【Amaya】。

パンテクニコンに入っているCafe Kitsuneには行ったことがあったのだけど、裏側に中庭やインド料理のレストランがあるなんて知らなかった!

今回は、ミシュラン星付きのインド料理、アマヤでランチを楽しみました。

思いがけずおひとり様になってしまったのですが、意外にもとっても楽しめました!

MW Eat グループのファインダイニングインド料理

こちらのお店、以前このブログでも紹介したミシュラン星付きのヴィーラスワミー【Veeraswamy】をはじめ、ミシュランプレートの チャツネ・マリー【Chatney Mary、カジュアル路線のマサラ・ゾーン【Masala Zone】を擁する、MW Eatグループのレストランの1つ。

ロンドンの星付きインド料理7店舗のうちの2店舗は、MW Eatグループ傘下のレストラン。

そんなロンドンの高級インド料理界の一翼を担うのはレストラン実業家、キャメリアさんとナミータさん姉妹。

左はインド料理に関する著書も多いキャメリアさん、右は妹のナミータさん。

キャメリアさんは当時の女性としては珍しくムンバイ大学で商学士(Bachelor of Commerce)を取得した才女。

高級ホテルグループのタージホテルズでレストラン経営に携わり、70年代にBombay Tajのレストランにおいて、初めてストリートフードやインド各地の地方料理を導入したというやり手のレストラン実業家。

ロンドンにおいても「カレーハウス」ではないファインダイニングとしてのインド料理のレストランを確立した立役者のひとりです。

星付き系列店のヴィーラスワミとはどう違うのかな?それでは実食!

ターリー?いいえ、ランチプレートがとっても素敵

今回はいつもロンドンで一緒にインド料理探検してくれていたカレー友達が帰国してしまうという事で、星付きのアマヤでフェアウェルランチ。

・・・のはずが・・・!

待ち合わせ時間を過ぎてもなかなか来ない。

インドの白ワインがあったので一杯頼み、チビチビ飲みながら待てど暮らせど来ない!!(引っ越しトラブル発生のせいだったのですが、最終的にはちゃんと会えました!)

・・・ということで、まさかのおひとり様ランチ

私自身はおひとり様はそもそも平気なんです!

でもね・・・1人で食べること自体は全然問題無いんですが、せっかくブログに書くので1、2品じゃなくいろいろ食べてみたいんですよね。

しかし!

こちらのレストランのランチセット素敵過ぎでした!

いろんなお料理を少しずつ楽しめるランチプレート

インド料理の定食(ターリー)と言うにはオシャレ過ぎる

タンドール&グリル料理のランチプレート

フェアウェル用にシャンパンも用意してもらっていたのですが・・・もう1人でヤケ酒!?

プラス£10でビリヤニも付けて豪華ランチです。

ビリヤニが来るまでちょっと時差があったので、上の写真はケバブとかちょっと齧ってます。w

プレート左奥からタルカダルタンドリーブロッコリー&ジンジャーヨーグルトライタ、真ん中ナンの横はブラックペッパーチキンスピニッチティッキ&スパイスドフィグタンドリーパニール、手前はラムギラフィケバブ

1人でも7品+ナンを楽しめる!

スピニッチティッキはほうれん草のパティの中にスパイス香る甘いイチジクが入っていて面白い味と食感。

更に左奥にあるチャツネ類がまた素敵

左からルバーブチャツネスパイシートマトチャツネピーナツパウダーローズコリアンダーパウダー

それぞれブラックソルトやスパイスが効いていて素敵なお味!

フルーティーで練梅っぽいルバーブチャツネとローズコリアンダーパウダーが特に好きでいろんなものに付けて全部食べました!

そもそもがプレートの7品全部美味しいのですが、チャツネ類と組み合わせて味変を楽しめるのがとっても楽しい!

ビリヤニも追加可能!

そしてお酒も入って気が大きくなりビリヤニまで追加。

プルーン入りニザミ・チキンビリヤニ

ニザムとは現在のハイデラバード、ニザーム王国の君主のことなのだそう。

キャンドルで保温され熱いままサーブされ、生地で密封された蓋をナイフで開けてくれました。

ランチプレートのライタと一緒に食べるとまた美味です。

ランチプレートは女性にもちょうど良い量なのですが、ビリヤニを追加すればお腹を空かせた男性も満足すること間違いなし。

大食いの女性も大満足。w

お店の方々も、1人待ちぼうけの私に親切にして下さって、素敵なサービスでした。

そんなこんなで1人でもハッピーなランチを楽しんでいると、ついに友人が到着。

子供のお迎え時間が迫っていたので、ビリヤニだけシェアして一緒に食べました。

次に会う時は日本で一緒にカレー食べに行きたい!w

開放的な店内

さて、こちらのレストラン、ランチプレートを見ての通り、カレーと言うよりはタンドール&グリルメイン

天窓のある開放的な店内の奥一面が大きなオープンキッチンになっています。

写真には写っていないけれど、大きなタンドール窯も見えました。

現代的なインテリアの店内随所にインドのアート作品が。

インスタのお料理を見ても、インテリア同様、洗練された現代インド料理なイメージでした。

クリスマスシーズンには、タンドーリフォアグラなんて素敵なメニューも・・・!?

星付きレストランなだけあり、もちろんドリンク類も充実しています。

階段を降りると薄暗く、ムーディーな照明に照らされたアート作品が置いてある異空間。

プライベートルームもダウンライトや間接照明で大人の雰囲気。

今回はランチ利用だったので地上のメインダイニングは自然光が入り明るい雰囲気でしたが、夜はまた違った大人な空間なんだろうと思います。

同じく星付きの系列店、ヴィーラスワミは、エレガントでトラディショナルなお料理が多く、アマヤは現代的でカレーと言うよりはグリル&タンドール料理(焼き物)メインな感じでしょうか。

インド料理ってカレーだけでは無いんですよね!

ランチプレートは他の星付きインド料理のランチコースの相場と比べるとお手頃でお得感が高いです。

ヴィーラスワミ同様、メニューがHPに明示されていないので、週末だけじゃなく平日のランチプレートがあるかどうか、当日行くまで分からなかったのですが、とっても素敵なランチだったのでぜひ続けて欲しいです。

このご時世、内容等変わることもあると思うので、セットメニューに関しては問い合わせてみるのが確実かな・・・と思います。

星付きインド料理を食べてみたいけれど「一人じゃ気が引けるなぁ・・・」なんていう、旅行者や出張者にもおススメ!

今度はアラカルトで食べてみたい!

 

訪問日:2023年7月4日

基本情報

お店の基本情報です。

メニューの内容は定期的に変わります。

営業時間にも変動がありますので、お店のHP要確認。

・ E-mail info@amaya.biz

・ 店舗ウェブサイト http://www.amaya.biz/

電話番号 +44(0)2078231166
営業時間 ランチ 12:00 - 14:15(土日は12:30 - 14:45)
ディナー 18:00 - 22:30(日曜のみ - 22:00)
定休日 無し
住所 Halkin Arcade, Off Lowndes St, London SW1X 8JT
アクセス 地下鉄ナイツブリッジから徒歩6分、ハイドパークコーナー駅から徒歩8分

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